諸事情により、環境アーカイブズのレファレンス・閲覧・郵送複写を2024年4月1日より当面の間停止いたします。
再開時期が決まりましたら本webサイトにてご案内いたします。
ご迷惑をおかけしますが、どうかよろしくお願い申し上げます。
環境・市民活動アーカイブズ資料整理研究会(公開オンライン開催)
「民間に保存された公的文書 ―「1970年代東京都公害問題対策資料」から考える」開催のご案内
開催日時:2024年2月26日(月)13:30-16:00
形 態:zoomミーティング
参 加 費:無料
申 込:下記フォームよりお申込みください。申込みいただいた方に、後日zoomのリンクを送ります。
【申込用フォーム】https://forms.gle/v1hBLfzEi3AXQPfYA
報 告:
・「1970年代東京都公害問題対策資料の概要と公開の意義―資料整理担当者の立場から」
宇野淳子(法政大学大原社会問題研究所環境アーカイブズ専門嘱託(アーキビスト))
・「環境資料における公的文書との向き合い方―行政-市民社会の応答関係の形成を模索する環境社会学の立場から」
大門信也(関西大学社会学部教授、環境社会学)
・司会・趣旨説明 山本唯人(法政大学大原社会問題研究所特任准教授)
開催趣旨:
法政大学大原社会問題研究所環境アーカイブズ(以下、環境アーカイブズ)では、2023年度において、「受入番号0016 1970年代東京都公害問題対策資料」を公開する予定で準備を進めている。本資料群は、1970年代、東京都副知事等を務めた舩橋俊通の手元に収受された公害行政に関する資料群が、親族の研究者・舩橋晴俊によって、大学運営のアーカイブズ機関に寄贈されたものである。
本資料群の文書は、東京都による公害問題対策の一環で作成・収受された、事実上の公文書であるが、庁内の規程に基づき公文書館で公開される「歴史公文書等」とは異なり、元行政職員の個人によって選別・保管されていたという意味で、資料群の性格としては民間文書に位置づけられる。こうした資料群の由来を踏まえることで、本資料群からは、1970年代当時の公害行政の実態に加えて、通例の「歴史公文書等」として整理される文書群からは把握の難しい様々なタイプの情報を、資料の並びや形態の多様性などを通して、読み取ることができる。
本研究会では、「公的性格」と「民間的性格」が複雑に交錯する本資料群の由来や性格を、「民間に保存された公的文書」という視点から捉え直し、環境アーカイブズという<場>において、保存・公開、活用促進をはかることの意義を考える。
〈チラシ〉
https://k-archives.ws.hosei.ac.jp/wp-content/uploads/2024/02/240226_tirasi.pdf
連絡先 法政大学大原社会問題研究所環境アーカイブズ
電話:042-783-2098(平日9:00-16:30)
メール:k-archives@ml.hosei.ac.jp
主催 法政大学大原社会問題研究所
環境・市民活動アーカイブズ資料整理研究会
「1970年代東京都公害問題対策資料」の受入時における資料の状態(一部)、原所蔵者によって「騒音振動」「悪臭」などイシューごとに、資料群がまとめられていた。
シンポジウム「『市民活動資料』収集・整理・活用の現場から—法政大学大原社会問題研究所環境アーカイブズ、立教大学共生社会研究センター、市民アーカイブ多摩」開催のご案内
ローカルな、またはグローバルな課題に取り組む市民の活動が生み出す多様な資料――それを「市民活動資料」と呼ぶとすれば、そうした資料は現在どのように収集・整理・活用されているのでしょうか。また、考え・声を上げ・行動し・つながる市民たちの姿は、「市民活動資料」にどのように記録されているのでしょうか。そして「市民活動資料」が保存されていることは、今を生きる市民の活動にどれほど役に立っているのでしょうか―。
このシンポジウムでは、「市民活動資料」を多数所蔵する3つの資料館―法政大学大原社会問題研究所環境アーカイブズ、立教大学共生社会研究センター、市民アーカイブ多摩―の現場から、各館の歴史、コレクションの個性、収集の現状、寄贈者との関係性、資料との向き合い方、利用者との相互作用などについてお話いただきます。そして、そこから浮き彫りになる共通点と差異を手がかりに、各館が直面する課題への取り組み、市民社会が生み出した資料をコレクションの境界を超えてつなぐためにできること、そして「市民活動資料」を保存・活用するという活動が、市民のネットワークを新たにつむいでいく可能性などについて、参加者のみなさんとともに議論したいと思います。
ふるってご参加ください。
【日時】2023年11月18日(土) 13:30~16:30
【会場】法政大学市ヶ谷キャンパス 富士見ゲートG501教室
https://www.hosei.ac.jp/ichigaya/access/
【報告者・報告タイトル(報告予定順)】
・加藤旭人(法政大学大原社会問題研究所環境アーカイブズ リサーチ・アシスタント)
「東京都立多摩社会教育会館旧市民活動サービスコーナー所蔵資料とはなにか
―「資料と活動の交流拠点」を引き継ぐために―」
・宇野淳子(法政大学大原社会問題研究所環境アーカイブズ 専門嘱託(アーキビスト))
「『市民活動資料』をつなぐ―環境アーカイブズの閲覧カウンターから―」
・平野泉氏(立教大学共生社会研究センター アーキビスト)
「〈私〉をつなぐ小さなメディアーミニコミは『資料』なのか?」
・江頭晃子氏(ネットワーク・市民アーカイブ運営委員・事務局)
「市民運営がつくる公共空間―ミニコミが媒介する対話」
【申込】不要(定員 120名、先着順)
【参加費】無料
【チラシ】
https://k-archives.ws.hosei.ac.jp/wp-content/uploads/2023/10/20231118sympo_tirasi.pdf
【共催】立教大学共生社会研究センター、ネットワーク・市民アーカイブ
【問い合わせ先:開催前日まで】立教大学共生社会研究センター
電話:03-3985-4457(平日9-17時)
メール:kyousei★rikkyo.ac.jp (★を@に変更して送信してください)
*感染対策について:このイベントのスタッフはマスクを着用します。参加者のマスク着用はご自身の判断に委ねますが、会場では他の方との適度な距離の確保や大声での会話を控えることに協力をお願いいたします。
【お知らせ】
・当日、JR山手線は一部運休予定とのことですので、ご来校の際はご留意ください。
https://www.jreast.co.jp/shibuya-koji/
環境アーカイブズの感染予防対策の実施について
(2023年7月3日改訂)
・資料閲覧を希望される方は、原則、ご利用希望日の3開室日前までに当サイトメールフォームより予約を行ってください。
折り返し担当者よりご連絡いたします。
・マスクの着用に関し、厚生労働省から2023年3月13日より屋内外問わず個人の判断に委ねるとの方針が表明され、また学校については文部科学省より新年度(4月1日)から適用するよう要請されましたが、本学では新年度の教室授業、屋内での教職員のマスク着用が推奨されています。
・この方針にもとづき、当アーカイブズではスタッフのマスク着用を継続いたします。
・ご来室の皆様のマスク着用についてはご自身の判断に委ねられることになりますが、室内では他の方との適度な距離の確保、大声での会話を控えた利用に、引き続きご協力をお願いいたします。
・閲覧用スペースとスタッフ用スペースとの間に飛沫感染防止用のビニールシートを設置いたします。
・利用前に机、イス、ロッカー、備品等を消毒いたします。
・窓を開放し、換気を徹底します。
*利用方法については、こちらをご覧ください。
『環境アーカイブズ ニューズレター』は、法政大学の各学部や図書館、研究所のほか、多摩キャンパス近隣の大学図書館や全国の環境系学部のある図書館等にお送りしています。
第8号は、ネットワーク・市民アーカイブ主催「法政大学・環境アーカイブズ見学会 1970~90年代のミニコミを見に行こう!」に参加された堀内寛雄さんにご執筆いただきました。見学会で感じられたことをはじめ、市民アーカイブ多摩での資料整理や資料所在情報の共有化についても言及していただきました。
また、本年度より法政大学社会学部1年次の「基礎演習」の1コマ・100分を提供いただき実施した「100分deガイダンス 環境資料って何?―環境アーカイブズの使い方」の実施報告を、環境アーカイブズの担当教員が執筆しています。
そのほかに所蔵資料紹介や環境アーカイブズの活動報告などを掲載しています。
見かけた際はぜひお手にとってご覧ください。
PDF版はこちらでもご覧いただけます。
【目次】
・平和運動の軌跡(宇野淳子・環境アーカイブズ 専門嘱託(アーキビスト))
・「ミニコミ資料」の所蔵情報の共有に向けて―環境アーカイブズ見学会に参加して(堀内寛雄・ネットワーク・市民アーカイブ
資料調査スタッフ)
・環境アーカイブズのガイダンス―活用しながら資料の活用を促進する(山本唯人・法政大学大原社会問題研究所 准教授)
・活動紹介・トピックス・資料公開情報
・2022年活動報告/利用案内