「100分deガイダンス 環境資料って何?―環境アーカイブズの使い方」を実施中です
2022年度春学期から、環境アーカイブズの使い方や資料から情報を読み取る方法を学ぶガイダンスを実施しています。
対象は社会学部で開講される1年生対象の基礎演習。担当の先生から希望を募り、春学期は応募のあった2ゼミで実施しました。
プログラムは、環境アーカイブズスタッフと、社会学部の有志の先生方との共同研究で、2年かけて開発したものです。
内容は2部構成です。
第1部はレクチャー「環境アーカイブズの使い方」。そもそも「資料」とは?「アーカイブズ」とは?の定義に始まり、環境アーカイブズの目的、その具体的な使い方などを学びます。
第2部はワークショップ「資料を読んでみよう~ビラで展示を作る」。5~6人で1つのグループになり、薬害スモンの患者団体の全国組織(スモンの会全国連絡協議会)が作成・収集したビラを読み込んで、展示案を作ります。資料は現物を教室に持ち込み、見てもらうほか、ワークの際はレプリカを使い、手にとってもらいます。
最後に、その成果を発表・共有して、終了です。
受講者へのアンケートでは、「資料の原本を見て学ぶことの意味が体感できた」、「薬害という問題があることは知っていたけれど、このように実際に資料を見ることができて、理解を深めることができた」、「環境アーカイブズの存在、使い方などを知る機会が今までなかったのでよかった」など、手ごたえのある反応をいただいています。
秋学期は6ゼミで実施する予定です。